2013年3月14日木曜日

自宅にVPN Server構築 #1

Macを使い始めて数ヶ月経過しました。SSDの容量節約を考えて、iTunesライブラリとiPhotoライブラリを自宅のNASに置いているんですが、外出先での利用が多く、外出先でもNASにアクセスできるように、VPN環境を構築したいと思います。

VPN Serverにするのは自宅で稼働中のUbuntu 12.04。まずはどんな方法があるのかネットを調べてみました。VPNの方式としては
  • L2PT
  • PPTP
  • OpenVPN
この辺がよく使われているようです。とりあえずインストールが簡単そうなOpenVPNを入れてみようかと思っていたのですが、2013/3/8にSoftEther VPNが公開されていて、サイトを見ると上で挙げた全てのプロトコルに対応してるようです。まだ該当バージョンの情報も見つからず、公式でもRedHat系を推薦しているので、人柱になるべくUbuntuに入れてみようかと思います。

公式ドキュメントを見ながら必要なソフトウェアとライブラリのインストール。aptitudeでサクサクと入れていきます。

1. インストールに必要なソフトウェアの準備
$ sudo aptitude install gcc
$ sudo aptitude install make

2. Softether VPNの取得
このページからLinux - 64bit版をDownloadします。
$ wget http://www.softether-download.com/files/softether/v1.00-9027-rc2-2013.03.12-tree/Linux/SoftEther%20VPN%20Server/64bit%20-%20Intel%20x64%20or%20AMD64/softether-vpnserver-v1.00-9027-rc2-2013.03.12-linux-x64-64bit.tar.gz -P ~/tmp

3. 解凍してmake
$ cd ~/tmp
$ tar zxvf softether-vpnserver-v1.00-9027-rc2-2013.03.12-linux-x64-64bit.tar.gz
$ cd vpnserver
$ make

4. 画面の指示に従って、数字を選択してmakeする

5. /usr/localに移動し、所有権やパーミッションを変更
$ cd ..
$ sudo mv vpnserver /usr/local
$ cd /usr/local
$ sudo chown -R root:root vpnserver
$ cd vpnserver
$ sudo chmod 600 *
$ sudo chmod 700 vpncmd
$ sudo chmod 700 vpnserver

6. Startup scriptの作成
$ cd /etc/init.d
$ sudo touch vpnserver
$ sudo chmod 755 vpnserver
$ sudo vi vpnserver

以下のScriptをviで作成
#!/bin/sh
# chkconfig: 2345 99 01
# description: SoftEther VPN Server
DAEMON=/usr/local/vpnserver/vpnserver
LOCK=/var/lock/vpnserver  # Modify for Ubuntu
test -x $DAEMON || exit 0
case "$1" in
start)
$DAEMON start
touch $LOCK
;;
stop)
$DAEMON stop
rm $LOCK
;;
restart)
$DAEMON stop
sleep 3
$DAEMON start
;;
*)
echo "Usage: $0 {start|stop|restart}"
exit 1
esac
exit 0

7. Startup scriptの登録
もしsysv-rc-confをinstallしていなければ、install
$ sudo aptitude install sysv-rc-conf
登録
$ sudo sysv-rc-conf vpnserver on
ここまでで一通りのインストールは完了です。
これから設定をしていきます。続きは別エントリで。

2013年3月5日火曜日

MacのJDK整理

1月にJava SE 7 Update 11に関するエントリを書いてからわずか2ヶ月ですが、頻繁にJavaのセキュリティアップデートが行われ、あっという間にUpdate 17になっていました。業務上、Javaのインストールは(JDKも含めて)必須なので、できる限り最新版が出たらすぐ更新するようにしているのですが、古いバージョンのJDKがどうなってるか調べてみました。

インストールディレクトリはすぐ見つかりました。
ls -l /Library/Java/JavaVirtualMachines/
で確認してみると、jdk1.7.0_xx.jdk/というディレクトリがたくさん残っています。Windowsでもそうですが、JDKは更新しても前のバージョンは削除されません。開発用のパッケージのため当然の動作だとは思うのですが、私の環境では古いバージョンのJDKは不要なので削除したいと思います。

アンインストール方法ですが、Oracleのドキュメントを確認する限り、上記のディレクトリからjdk1.7.0_xx.jdk/を直接削除してしまって問題無さそうです。という事で、jdk1.7.0_17.jdk/以外をサクッと削除してスッキリしました。

容量削減の為にも、定期的に削除した方が良さそうですね^^;